Binanceによると、10月29日に起きた約256億リンギット(63億米ドル)の過去最大の盗難は、数か月前の偽のAIコーディングツールと偽の採用面接から始まりました。同じ週、改ざんされたClaude Codeの拡張機能が約11時間、Cursorのストアに置かれていました。
ポイント
- 始まり:6月、Binanceのエンジニアが人気のAIコーディングツールを探し、偽のダウンロードページから改ざん版を入れてしまいました。9月には偽の採用担当者が別のエンジニアに、マルウェア入りのコーディングテストを渡しました。攻撃者はその後、Binance社内のAIツールを経由して送金を承認するシステムにたどり着きました(Binanceの報告、CNBC)。
- Binanceは失われた資金の98%を自己資金で補い、約116億リンギット(28.5億米ドル)が凍結・押収されたといいます。FBIは北朝鮮のハッカー集団TraderTraitorの犯行としていますが、北朝鮮は否定しています。
- 10月29日、改ざんされたClaude Code拡張機能がCursorの拡張機能ストアに約11時間公開され、最大5,000人に届きました。PCに隠れた侵入口を仕込もうとするもので、削除だけでは不十分です。Cursorはバージョン2.1.314以降への更新を呼びかけています(Cursor、WIRED)。
- AIはセキュリティの穴を見つけるのも速くなっています。Anthropicによると、未公開のClaudeモデルが一部のサーバーを完全に乗っ取れるLinuxのバグを見つけて悪用しました。Fireshipの計算では約53分です。修正は公開済みです。
- 身近な話:アンワル首相は11月3日、マレーシアがサイバー攻撃の標的になりうると警告し、中央銀行が銀行と協議しています(Lowyat.net、The Edge)。
なぜ重要か: 攻撃者は今、AIを使うために入れるツールそのものを狙っています。AIツールは公式サイトからだけ入手し、知らない採用担当者からのコーディングテストに注意し、更新はオンのままにしましょう。
情報源(6)
- Binance co-CEO Teng says hackers used fake job interviews to steal $6.3 billion in crypto · CNBC
- North Korea responsible for $6 billion Binance attack · FBI
- Claude Code extension security notice · Cursor
- Trojan malware targets thousands of Anthropic Claude developer systems · WIRED
- Fireship on AI-found Linux bugs and recent hacks · Fireship
- Anwar: Malaysia could be a target for cyberattacks · Lowyat.net




















